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カウンセリングの資格は心理学の種類によってさまざま

カウンセリングの資格勉強を始める前にまずは、心理学の種類を知っておきましょう。

心理学の種類はこんなにたくさん

心理カウンセラーと一口にいっても、カウンセラーとなるための資格は種類がたくさんあります。種類の豊富な心理学ですが、これをやりたいと思えるものが1つはあるはずです。是非探してみてください。

生理心理学

生理心理学は行動の心理的な原因を考える学問です。有名なところではヘスの脳内刺激などでしょうか。現在は神経科学の1部門として扱われていますが、生理学的変化を心理的または行動的な要因で説明しようとする生理心理学の細分化が進んでいます。

心理的な変化を生理学的要因で説明する学問も精神生理学として区別する動きもあります。特に資格がとれるわけではありませんが、心理学の基礎となっているので、心理学専攻の方は学ぶ内容になるでしょう。

発達心理学

発達心理学はその名の通り、人間が誕生してから死ぬまで人がどのように変わっていくのかを感情や認知、身体能力などの側面から分析する学問です。発達心理学を学ぶことは子育てにだけではなく、自分自身を知ることに役立ちます。また、情緒がどのように形成されていくのかを学ぶことができるので、他人の感情を理解しやすくなり、人間関係の円滑化にも役立ちます。

自分自身を知ることで、今後の人生においてどのようなことを克服していけばいいのか、自分の苦手分野がどこなのか知ることができます。日常生活でも役立つ知識なので、カウンセラーや臨床心理士などになろうとしていない方にもおすすめできる分野です。

学習心理学

学習というと小学校や高校などを連想される方が多いかもしれません。しかし、生涯学習という言葉もある通り、学習は生涯にわたって行われています。心理学における「学習」の定義は「経験から得られる、ある程度永続的な行動の変化」を指します。

上の定義から分かる通り、学習心理学は定義が分かりにくいと感じられるため、心理学の中でもとっつきにくい分野とされています。この定義の難しいところは「行動の変化」の行動です。行動とは何かという問題は心理学の根幹に関わってくるものですが、初心者の段階では「身体的な変化」と考えると分かりやすいのではないでしょうか。

学習心理学の1つの特徴に「条件付け」があります。感情の発露も条件付けによるものと位置付けているので、自分の感情がどのように構成されてきたのか考察するいい機会になるかもしれません。自分のことをもっと知りたい方におすすめです。

人格心理学

同じ状況に置かれても取る行動や思考は個人ごとに異なります。また、タイミングが異なっても同じ個人であったら似たような行動を取ることが多いです。このように一貫性、持続性がある個人の行動体系を人格と呼びます。性格は感情を指すのに対し、人格は態度や価値観などを指します。

人格心理学では個人の人格の概観や個人差の予測、防衛機制などの人格の障害について、などについて学びます。また、人格と健康や文化、性差など人格の発達、形成に関わることについても学ぶことが可能です。

社会心理学

人間は社会的生物であって社会がないと生きていけません。例えば、毎朝飲む水は水道局に勤めている人たちの協力なしには得ることができません。また、衣食住といった基本的なものの他にも社会との関わりはあります。会社の同僚や学校の友達、最近ではインターネットからの情報などでも社会と関わることが可能です。このように生きていく上で、人間は社会と関わりそこから知らず知らずのうちに影響を受けています。

社会心理学では人間がどのように社会から影響を受けるのか、また、社会の中で人間はどのように構成されているのかについて学びます。メジャーなトピックとしては社会の中でリーダーシップがどうとらえられるのかや集団心理の分析などが挙げられます。小学校の先生などになりたい方やお子さんがいらっしゃる方は学ぶと役に立つでしょう。

臨床心理学

今まで紹介してきた分野は基礎心理学と言われる分野でしたが、ここからは実際に心理学をどう応用していくのかを学ぶ応用心理学の分野について紹介していきます。社会に対して不適応な行動があるときに治療を目的としている学問分野です。不登校や摂食障害、自殺などを引き起こす心理的原因を考察し、臨床心理学や心理カウンセリングなどでの対処法を件給する学問です。

臨床心理学は他の発達心理学や社会心理学、教育心理学などと深い関わりがあるため、この分野を習得するためには他の心理学についての理解も必要です。臨床心理学を習得するには、ある程度の時間がかかるため、手軽にとは言えない分野ですが、大学などで専攻するには適している分野と言えるでしょう。

教育心理学

教育心理学では認知能力、動機付け、人格、身体能力などのその他の要因がどのように成果と関わっていくのかを考察し、教育現場での学習パフォーマンスを向上させることを目的としています。教師などになりたい方が副専攻としてとるのもいいでしょう。

犯罪心理学

刑事ドラマなどで馴染みがある犯罪心理学ですが、「犯罪プロファイリング」などの捜査などの他に人が犯罪を行う理由や繰り返しの防止のためにどうすればいいのかということを研究しています。むしろ、犯罪捜査に役立つ心理学というよりも犯罪の発生を止めるための心理学といった側面が大きいです。刑事ドラマや映画などのイメージで犯罪心理学を学習しようと思っていると期待外れになるかもしれません。

また、犯罪と非行は法律で異なった扱いをすることや発達段階が異なることから異なる名称を使用しています。警察官などには向きませんが、青少年の更生などに興味がある方にはおすすめです。

災害心理学

日本は阪神淡路大震災、3.11などといった大地震を体験してきました。今後起こると予測されている南海トラフ地震では23万人の犠牲者が出ると予測されています。地震だけではなく、火事や台風など災害の多い日本で役立つ心理学が災害心理学です。災害心理学では助けられる側だけはなく、助ける側の感情の変化の整理し、災害時の被害者を減らします。

例えば、人間の脳には「正常化バイアス」といって予想していない出来事に遭遇したとき、「ありえない」こととして認識しない機能があります。この機能は脳が環境の変化に消耗しないようにするためのものですが、災害時にはマイナスに働きます。実際に3.11などでは現実のものとして認識できず、すぐに反応できないことがあったそうです。このように認識の面から人命救助を援助したり、トラウマなどの緩和に貢献したりすることが可能です。買うセラーとして災害の現場に関わりたいという方におすすめです。

スポーツ心理学

スポーツ心理学はスポーツを行っているときの心の働きなどを明らかにし、スポーツの指導などを科学的な面からサポートする学問です。研究対象としてはオリンピックなどに出る人と競うためにスポーツを行う人だけではなく、レクリエーションの一環としてスポーツを行う人も対象に入ります。

スポーツ心理学の中でイメージをつかみやすい分野はスポーツメンタルトレーニングになるでしょう。平常心を欠いた状態でプレーを行うと練習中はしないようなミスもしてしまうのがあたりまえです。そのようなときにどう自分の心と向き合っていくのかということが課題になります。これは心理学を専攻で学んでいくかたにおすすめです。

どの心理学を選ぶかはあなた次第

どの心理学の分野も興味深いですが、生理心理学、発達心理学、学習心理学、人格心理学、社会心理学は初心者でも学びやすく、臨床心理学以降の応用心理学は心理学を専門に学ぶ学生が選択するようなものとなっています。

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