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社会人が心理カウンセラーになるには
大学と民間スクールどちらが向いている?
心理に関する理論や実践を学べる通信制の大学をピックアップしました。そのほか、大学で専門的に心理学を学ぶメリットとデメリットを解説します。
東京福祉大学心理学部心理学科 通信教育課程
学べる内容は心理学、社会福祉学、臨床心理学、カウンセリングです。心理学の研究や実験方法や臨床心理実践、対人援助方、基本知識や理論と心理学援助実践、カウンセラーの基礎理論や技法を学びます。
就学条件
- 1年次入学
高等学校、中等教育学校卒業者(卒業見込でも出願が可能)
通常の課程による12年の学校教育を修了した者
学校教育法の規定、または同学の個別審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者
本学に特修生として在籍し、16単位以上を修得した者
- 2年次編入学
大学に1年以上在学し、大学1学年を修了した者
- 3年次編入学
大学を卒業した者
大学に2年以上在学し、大学2学年を修了した者
短期大学を卒業した者
専門学校(専修学校専門課程)卒業者で、専門士の称号を有する者、あるいは修業年限が2年以上で総授業時間数が1700時間以上の専門課程を修了した者
※各種学校の卒業者は1年次入学となる。ただし出身校入学時に各種学校であっても、その学校が卒業までに専修学校の認可を受けている場合は編入学の対象となる。
高等専門学校(5年制)卒業者
修業年限が2年以上で文部科学大臣が定める基準を満たす高等学校専攻科修了者
旧国立養護教諭養成所・国立工業教員養成所の卒業者
旧制大学・旧制高等学校・旧制専門学校(3年制)卒業者
- 4年次編入学
出身校の履修科目を本学で96単位まで認定できる者
資格取得までにかかる期間
- 1年次入学/4年間(最長8年まで在学可能)
- 2年次編入学/3年間(最長7年まで在学可能)
- 3年次編入学/2年間(最長6年まで在学可能)
- 4年次編入学/1年間(最長5年まで在学可能)
費用:入学時納付金
- 1年次入学/20万6260円
- 2年次編入学/22万8820円
- 3年次編入学/22万6380円
- 4年次編入学/22万3940円
※スクーリング費用、実習費等別途
聖徳大学通信教育部 心理・福祉学部心理学科
公認心理師、認定心理士、心理相談員、准学校心理士を学べます。公認心理師は心理職の国家資格です。他にも、心理家としての基礎学力、働く人たちの心のケア方法、心の問題に関して学生活に係る人の心のケアを習得できる内容です。
就学条件
- 正科生(1年次入学)
高等学校・中等教育学校を卒業した方(卒業見込み含む)
通常の課程による12年の学校教育を修了した方または修了見込みの方
外国において、学校教育における12年の課程を修了した方、またはこれに準ずる人で文部科学大臣が指定した方
文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験に合格した方
※教員免許状、各種資格を取得する場合は、実技・実習に支障のない方
- 正科生(3年次編入学)
短期大学を卒業した方
高等専門学校(5年制)を卒業した方
大学を卒業した方
大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与された方
1つの大学に2年以上在学し、62単位以上修得した後、退学した方
外国において、学校教育における14年の課程を修了した方
専修学校専門課程(3年次編入学資格を有する)を卒業した方
※教員免許状、各種資格を取得する場合は、実技・実習に支障のない方
費用
- 初年度納入金:19万100円/2022年度
※他諸費用あり/学費サポートプランあり
産業能率大学情報マネジメント学部
学べるのは、心理学、カウンセリング理論、メンタルヘルス、リーダーシップ実践です。ビジネスや家族やチームワーク、カウンセリングの基本、組織で人間関係を築く方法を学べます。リーダーとして、指導するための知識やスキルも習得できる内容です。
就学条件
資格取得までにかかる期間
費用
- 24万円(初年度納入金・分割可)
※スクーリング受講料・科目修得試験受験料含む ※編入学生は別途編入料2万円必要
※2年次以降、年間20万円
武蔵野大学通信教育部人間科学科 心理学専攻
学べる内容は臨床心理学、カウンセリング、産業・組織心理学、社会心理学です。現場で求められる心理学の知識や技法、カウンセラー、人間の問題を心理学から解明する知識、社会生活における人間の深層心理を学べます。
就学条件
- 正科生 1年次入学(抜粋)
高等学校または中等教育学校を卒業した者
文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)に合格した者、または合格見込の者
通常の課程による12年の学校教育を修了した者、または修了見込の者(通常の課程以外の課程によりこれに相当する学校
教育を修了した者を含む)
外国において学校教育における12年の課程を修了した者、または修了見込の者、およびこれに準ずる者で文部科学大臣
の指定した者
文部科学大臣が高等学校の課程と同等として認定した在外教育施設の当該課程を修了した者、または修了見込の者
文部科学大臣の指定した者その他相当の年齢に達し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると本学が認めた者
資格取得までにかかる期間
- 1年次入学:4年
- 3年次編入学:2年4年
- 4年次編入学:1年
費用(春入学の場合)
- 正科生1年次入学
入学金:3万円、授業料:16万円、補助教材費:1万円、合計20万円
- 正科生3年次編入学
入学金:3万円、編入料:2万円、授業料:16万円、補助教材費:1万円、合計22万円
- 正科生4年次編入学
入学金:3万円、編入料:3万円、授業料:16万円、補助教材費:1万円、合計23万円
社会人が大学で心理学を学ぶメリット
臨床心理士や公認心理師資格取得に繋がりやすい
臨床心理士や公認心理師資格の取得を目指す人には、大いにメリットがあります。臨床心理学の知識と技術は必須で、我流でなれるものではありません。公認心理師資格も同様です。 大学で専門的な学問を学べば、資格取得に大きく近づけます。また、一般的な仕事でも、自分と他人の心の動きがわかるのは大いに役立つのです。
社会人が大学で心理学を学ぶデメリット
とにかく時間がかかる
大学で本格的に学ぶなら、年単位は覚悟しなければなりません。学生として勉強し卒業をするなら2年~4年は必要です。資格を取得するなら試験対策にもかなり力を入れる必要があり、仕事もこなしながらの就学はかなりの工夫や金銭的余裕が必要でしょう。
心理学以外の履修科目が多い
心理を体系的に学ぶために、統計学を修得する必要があります。また、心理学の論文には英語もあります。そのため、英語力は必須。翻訳ツールを使っても、専門用語に関しては対応できない場合もあります。英語が苦手な人にとっては苦行かもしれませんが、得られるものは大きいです。