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ここでは、福祉心理士の資格の特徴や実際に働ける職場、資格の取得方法などについてご紹介していきます。
福祉心理士とは、日本福祉心理学会が認定している資格のことです。福祉サービスを利用する人を対象にしてアセスメントを行うほか、サービス利用者やその家族に対する心理相談・支援などを行うための専門家として認められていることを示します。
福祉心理士は福祉の現場で人の悩みに寄り添いながら、心のケアを重点的に行います。資格としては「申請すれば与えられる」という特徴があり、一般的な「受検して合格」というものとは異なります。ただし福祉心理学だけではなく、心理学や社会福祉学を含めたうちの2科目について、各2単位以上を修めていないと申請することができないなど、特殊な条件が用意されています。
福祉の場で専門家として活躍する上で、求められている基礎学力・技能を修得していると認められた人のみが与えられる資格として知られています。単に福祉と言っても、福祉の現場で働く人・サービスを利用する人・利用者の家族…様々な立場の人を対象に心理的サポートを行うのが仕事。統括的な専門的経験・スキルが認められた人に許される職業です。
福祉心理士は福祉領域を中心とした職場で活躍する資格です。例えば児童相談所、福祉施設などで臨床心理専門職員として勤め、子どもや親へカウンセリングを任されることもあります。
主に社会福祉施設で求められている資格であり、そこを利用する人やその家族を心理的にサポートするだけではなく、そこで実際に働いている職員の福祉心理的な問題を担当する際にも求められています。
保健所や精神保健福祉センター、地域包括支援センター、高齢者福祉施設といった場所でも活躍の場が期待できます。
福祉心理士の資格を取得するためには、心理学・福祉心理学・社会福祉学のうち2科目で各2単位以上を修めていることが必須です。また他にも、
の中から4科目以上8単位を含め、全部で12単位以上を修得していないと、資格の申請をすることができません。
加えて相談援助もしくは精神保健福祉援助技術の2単位を学び、全部で12単位以上を修得していることも条件の一つとして数えられています。
つまり、合計32単位が必要となる資格です。試験に合格する必要はありませんが、福祉心理士の資格を取得するためには、単位を落とさないよう丁寧に勉強を重ねることが大切です。
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