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ここではガイダンスカウンセラーの仕事内容や、具体的な目指し方、取得しておくべき資格などについてご紹介します。
「ガイダンス」は教育学で「子ども自身が自己を理解し、その能力を発揮して社会的に有用な存在となるよう援助する活動」を意味する言葉。ガイダンスカウンセラーとは、保育園や幼稚園、学校、大学などの様々な学校などで、子どもたちの発達課題への取り組みを援助する、教育の専門家です。
現在は学校教育を行うにあたり、不登校やいじめ、非行などなど…子どもにまつわるトラブルが頻発しています。学校教育の中で、最終的に心の健康を害したり、自死を選んだりするような子どもも多いため、このようなトラブルを避けるためにサポートを行う役割として、ガイダンスカウンセラーが必要とされているのです。
ガイダンスカウンセラーは心理の専門家としての立場を活かし、指導・助言を行います。子どもの発達課題として「心理・社会面」「健康面」「学業面」「進路・キャリア面」の4つを設定し、子どもだけではなく教師や保護者もときには支援の対象としています。
ガイダンスカウンセラーが働く職場として挙げられるのは、主に学校関連です。小学校や中学校、高校をはじめ、大学や専門学校、幼稚園・保育園など…。様々な教育機関において、子どもをサポートするのがガイダンスカウンセラーの職務です。
例えば学級に対して人間関係づくりのふれあい活動を実施したり、いじめを受けている子どもに個別に担当してカウンセリングを行ったりなど、職場や状況によって仕事内容は様々です。
学校側から以来を受けて、管理職や生活指導部と協力しながらガイダンスカリキュラムの編成に携わることもあります。
ガイダンスカウンセラーを目指すのであれば、「ガイダンスカウンセラー資格」を取得する必要があります。ガイダンスカウンセラー資格は、一般社団法人日本スクールカウンセリング推進協議会が行う試験を受け、全てで所定の成績を収めた人に認められます。試験内容は書類選考・筆記試験・実技試験の3つ。
また、ガイダンスカウンセラー資格の受験資格には、以下の3つの要件が必要です。
またもう一つの資格取得方法として、スクールカウンセリング推進協議会に推薦状発行の申請をすることも挙げられます。推薦状が発行され審査に合格した人は、筆記ならびに実技試験が免除されますが、それには以下の条件が求められます。
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