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ここでは、REBT心理士の特徴や仕事内容、資格の取得方法について紹介していきます。
REBTは感情をターゲットにした心理技法であり、「論理療法」という呼び方をされてきた歴史も持ちます。人生哲学感情心理学である「REBT」を活用するREBT心理士は、自滅的な行動やその感情を感じることで自分が苦しめられないよう、不健康な感情を健康な感情に変えていくよう、自分で取り組んでいく心理技法を研究・実践・普及する人のことです。
REBTの心理技法は小さな子どもから成熟した大人まで幅広く活用されており、感情的な問題に対処するための方法として有効であると考えられています。
例えば課題を先延ばしにする学生や、出勤するのを拒む社会人といった自滅的な行動を抱える人に対して、それに伴う不健康な感情を健康な感情に変化させるサポートをします。うつや不安といった不健康な状態から、苛立ちや悲しみといった健康な状態に変化させることがREBTにおいて重要視されています。
REBTを用いたカウンセラーやセラピストは、悩みを抱えている人などが自分から日常生活で絶えずREBTを実践し続けていけるよう、セルフヘルプの取り組みを積極的にサポートします。
REBT心理士はクライアントとなる相談者と協力しながら、できるだけクライアントが早くREBTの技術を身につけ、自分自身で自分の自滅的な行動・感情に対処できるようにサポートします。
今ある問題を明確にして解決するため、クライアントとは協働作業を行う…というイメージで仕事をしているのが特徴。あくまで自己実現のための、自分の行動をコントロールするための手助けをするのが仕事です。
REBT心理士として認められている人は、医師や看護師、カウンセラーといった職業の他、REBTを人間教育に用いるための教育関係者などの職に就いていることもあります。学校や会社、病院など…REBTを活かせる場所であれば、様々な職場で働いています。
REBTの哲学と技術を十分に理解し、それを認められることでREBT心理士として認められることになります。
学会では3段階の研修プログラムと研修到達目標を定めており、認定のために筆記試験と実技試験、面接試験を全て受け合格することで資格が得られます。
REBT心理士の資格は5年ごとに資格を更新し、大会・向上訓練などに参加して研鑽を積む必要があります。
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