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数ある心理カウンセラー資格の中で一番認知度が高く、取得が難しい資格と言われている臨床心理士の資格と仕事などについて紹介しています。
臨床心理士とは、人の心理を明らかにし、問題解決を目指す「臨床心理学」の知識や技術を用いて、人間の心の悩みを解決するためにアプローチをする心の専門家、または資格のことを指します。
価値観や働き方が多種多様な現代、人は様々な心の悩みを抱えています。人の数だけ悩みがあると言っても良いでしょう。
心の悩みを放置したままでは、その人がその人らしい生き方をすることができず、自己実現の妨げになってしまいます。そこからさらに、心の問題から体の不調へと発展することもあります。
こうした悩める人たちの心にしっかりと耳を傾け、その人がより健康的な心理状態を取り戻せるよう支援するのが臨床心理士の仕事です。
臨床心理士は、主に次のような職場で働いています。
臨床心理士は人の心をサポートする仕事ですので、見方によっては、どんな職場でも必要とされる特殊な仕事と言えます。
臨床心理士になるには、指定の大学院を修了するなどし、かつ日本臨床心理士資格認定協会の資格試験に合格する必要があります。主に以下の条件を満たした場合に臨床心理士の受験資格が与えられます。
※2015年5月1日の時点で、全国に(※1)は152校、(※2)は11校、(※3)は6校あります。
「思いを巡らせる癖があり、それを活かせて食べていけそうな仕事を考えてみたところ、臨床心理士の資格が浮かびました。指定大学院で勉強する必要があり、英語という思わぬ落とし穴に足をすくわれ苦労しましたが。資格を無事取得してからは、就活が楽になりました。」
「身内に精神障害者がいて、心理学に興味を持つようになりました。心理学を学べる大学に入り、臨床心理士の世界にどんどん魅力を感じるようになり、仕事としての選択肢に入りました。無事大学院を卒業し、資格を取得してからは、様々な職場で経験を積み、時には学会にも参加しています。」
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