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「特別支援教育士」(Special Educational Needs Specialist)という資格について、初めて聞かれる方も多いのではないでしょうか?これは「特別支援教育士資格認定協会」により認定される教育・福祉・医療関連の資格です。
発達障害の一種「LD(学習障害)」「ADHA(注意欠陥他動性障害)」などの対象者を評価・指導教育する資格であり、現在の有資格者数は5,514名(協会HPより)で、その職域としては、教育関係者から医療従事者など多岐にわたります。2001年より「LD教育士」として養成が始まり、2005年度より資格名が「特別支援教育士」に変更となりました。
発達障害は病気では無く、多様性が求められる現代社会において、ごくごく身近にある事例(脳の特性)として考えられています。例えば、教育・福祉関係の現場や医療関係の現場では対象児童等への発達障害対応が必要となっています。豊富な知識や相手との信頼関係が重要視されるこれらの現場で、発達障害関連のエキスパートとして適切な指導やアドバイスなどを行い、対象者やその家族を支援するのが「特別支援教育士」の仕事です。
専門知識が必要な「教育・支援プログラム等の作成」や「行動観察」「カウンセリングの実施」など、各現場にて重要度が見直されています。
但し、注意しなければならないのが、民間の資格であること、専門の職業であるという訳ではないということです。この資格のみで「将来、独立して開業したい」などは難しいと思われますが、今後、各現場で重宝される資格であることは間違いないでしょう。
更に経験と年数(2年以上)を重ね実績が認められると、上位資格「特別支援教育士スーパーバイザー」(S.E.N.S-SV)いう、リーダー的立場が協会より授与される可能性もあります。
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