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このページでは、心理判定員の資格や仕事の内容、目指し方などについてまとめました。
心理判定員は「児童心理司」という呼び方でも知られている仕事であり、公的機関に所属して子どもや障がい者の人などに対し、心理学的なサポートを行う仕事を言います。
「任用資格」であるため、定められた仕事をこなすことではじめて「心理判定員」として認められます。そのため試験を受験したり、講座を受講修了したりなどして取得する資格とは異なります。
心理カウンセラーの資格の一つであり、高度な専門性を求められる仕事です。
心理判定員が実際に仕事をするのは、児童相談所や知的障碍者更生相談所、身体障碍者更生相談所といった公的機関をはじめ、肢体不自由児厚生施設や重症心身障害児施設といった、あまり見聞きしないような公的機関とされています。いずれも国や県などが運営している機関であり、心理的というよりはやや医療分野に寄った人のサポートを主な仕事とします。
心理判定員は各種検査や面接を仕事内容としており、療育手帳を交付・更新したり、相談に来た子どもへのかかわり方を知るために、知能検査や発達検査、人格検査などを行うこともあります。継続的な心理面接なども行いながら、医師や児童福祉士といった他の専門職員とも連携し、状況を調査して子どもやその家族に対する問題解決をサポートしていきます。
話を聞いた後で、必要であれば利用できる制度や機関を紹介することもあり、アドバイザーとしての役割を果たすこともあります。
基本的には公務員として扱われますが、施設に配属されたら宿直勤務や土日勤務なども要されます。
心理判定員になるためには、一般心理学である心理学士や発達心理学、社会心理学をはじめ、教育心理学や応用心理学、社会調査や統計学といった分野の勉強が必要となります。
現在では大学や大学院で心理学を専攻した後、心理食として採用された人が心理判定員として認められることが多く見られます。
臨床心理士の資格も重視されることが多いため、心理学についての高度な専門性が求められるでしょう。
まずは地方公務員採用試験に合格することが先決であり、その後で各地方自治体に問い合わせ、心理判定員お仕事を希望し配属されることが必要です。
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