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このページでは、高齢者や障害者のケアが行える国家資格、社会福祉士の特徴やなり方、働ける職場、仕事内容、口コミ・体験談などについて紹介しています。
社会福祉士とは、昭和62年5月に制定された「社会福祉士及び介護福祉法」基づいて定められた、社会福祉専門の国家資格です。身体的または精神上の障害など、日常生活を営むのに支障がある方の福祉における相談に応じ、専門的知識及び技術をもって、助言や指導、その他の福祉サービスを提供します。
社会福祉士はソーシャルワーカーとも呼ばれ、資格名以上にその役割の重要性は広く社会に浸透して認知されており、高齢化が進む昨今において、ますます活躍の場が広がっています。また、精神保健福祉士と試験内容や仕事内容において親和性が高く、社会福祉士と精神保健福祉士を一緒に取得する人も少なくありません。
試験の合格率は約27%と低調ですが、それだけ当資格の社会的な重要性が高いことを示しているでしょう。
社会福祉士は社会福祉業務に携わる国家資格ですから、資格を生かして働ける職場は、各種福祉サービスを提供する分野になります。最も多いのは社会福祉施設ですが、高齢者を対象とする特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・デイサービスセンター、肉体的・精神的ハンディキャップのある子どもを対象とする児童相談所・児童養護施設・障害児入所施設、生活に困っている人が対象の都道府県の福祉事務所など、社会福祉士として活躍できる職場は多彩です。
社会福祉士の資格を取得するには、厚生労働大臣が指定した指定試験機関、(財)社会福祉振興・試験センターが実施している「社会福祉士国家試験」を受験し合格しなければなりません。国家試験は年1回2回初旬に実施、選択方式の筆記試験により行われています。
国家試験を受験するには、法律で定められた要件(受験資格)が必要です。その要件は4つのルートがあり、
となり、いずれかのルートを経ることにより受験資格を持つことができます。
「ソーシャルワーカーになりたいと思って、国家試験を受けて資格を取得しました。仕事は決して楽ではありませんが、その分やりがいと充実感があり、頑張って勉強して受けて良かったなと思います。就職できれば生活は安定しますし、子育てしながら働けるのも魅力ですね。合格率は低く試験勉強は大変ですが‥。。」
「社会福祉士は国家試験が難しいのがハードルですが、将来的にも注目される資格であり、活躍できる場は広がっていくと思います。自分は資格を生かして特養で働いていますが、仕事は楽しく、人間関係も良く、労働環境は悪くありません。一方、福祉的な課題は多く、求められるサービスの範囲も広がってきているので、日々、勉強が続いています。」
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