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心理カウンセラーの資格試験は、かなり多くの民間団体が様々な基準を設けて主催しているため、それを取得するための講座やスクールも数多く存在します。
難易度や資格の優劣はほとんど変わりませんので、通信講座を選ぶ際は取得するまでに必要な期間や費用、サポート体制などで選ぶのがオススメです。
例えばスクーリング(実際に校舎に通学して講義を受ける)が数回あるものは、直接講師から教わる機会があるのは大きなメリットですが、時間の拘束があり費用もいくらか高額になります。
また、講座の中には認定心理士(大学で心理学を学んだのと同等扱いができる資格)を取得できる講座もありますが、大学の通信課程を利用するため、資格取得までに4年、授業料も年10万以上となってしまいます。
自分がどんなスタイルでの学習を希望していて、どのくらいのお金や時間を試験勉強に費やせるか、ということを良く考えてから講座を選ぶようにしましょう。
ここでは、人気の心理カウンセラー通信資格講座を一部ご紹介しています。
費用・学習期間・サポートについて解説していますので、取得する心理カウンセラーの資格や講座選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
資格のキャリカレのコースは、メンタル心理カウンセラーと上級心理カウンセラーの2つの資格が一度に取れる「メンタル総合心理W資格取得講座」が特徴。
これはカウンセリング実習付きの通信講座で、基本の期間は4ヶ月ですが、最長で700日まで期間を延長できるので、自分のペースで学習を進められます。
カウンセリング実習では、通信講座では珍しいマンツーマンの指導が受けられ、添削だけでは補えない実践的な演習ができます。
通常の学費は59,500円ですが、ネットから申し込めば49,500円のキャンペーンを行っているほか、分割での支払いも可能。
在学中から卒業後まで、専属のキャリアカウンセラーが就職に関する相談に乗ってくれるので、プロの心理カウンセラーとして働きたい人のために手厚いサポートがそろっています。
たのまなの「メンタルケア(R)Wライセンス講座」では、メンタルケアカウンセラーとメンタルケア心理士の資格取得ができます。
メンタルケアカウンセラーは、テキストで学んだことを添削してもらい、修了認定テストに合格すれば取得できる基礎的な資格ですが、メンタルケア心理士の資格取得には、医学的な知識を増やして、難易度が高めの試験に合格しなくてはなりません。
たのまなでは、メール・FAX・電話・郵便などさまざまな手段で質問ができ、レベルの高い試験でもしっかりフォローしてもらえるので、一人で勉強していてわからないことが出てきても安心です。
費用は6ヶ月で76,000円ですが、通常11,000円かかるエゴグラムの性格診断テスト付きなので、心理カウンセラーとしての適性があるかどうかなどを客観的に診断してもらうことができます。
TERADA医療福祉カレッジの「メンタルケアWライセンス講座」は、通信講座でありながら専属の担任がつく個別指導制で、わからないことや不安なことなどを決まった先生に相談できるので安心です。
メンタルケアカウンセラーとメンタルケア心理士の資格取得が可能で、テキストと連動したDVDでわかりやすく学べます。
医療福祉系の資格専門の通信教育校なので、医療や福祉に関する専門家も在籍しており、専門的な知識や込み入った内容の相談にも乗ってもらえます。
費用は6ヶ月で76,000円、最長6ヶ月間の無料延長もできますので、忙しくて期間内に勉強を終えられなかった場合でも大丈夫。
通学制の学校のように就職課もあり、修了後の人材派遣サービスや就職ガイダンスの教本プレゼントなどのサポートがあるので、すぐにでもカウンセラーの仕事を始めたい人にも適しています。
※2021年12月時点で、公式HPに税表記はありませんでした。
こちらは聖徳大学の正式な通信教育部なので、卒業すれば大学卒業資格(心理学の学士)や認定心理士のほか、さまざまな資格取得が目指せます。
通常の学習は通信講座で進められますが、4年間で54日のスクーリングに通う必要があり、レポートの提出や科目修了試験もあるため、片手間で卒業することは難しいでしょう。
年間の学費は1年次は190,100円、2年次から134,000円で(入学金は別)、通学制の大学に通うより費用は抑えられますし、働きながら卒業を目指すことも可能です。
一般的なスクールより資格取得の難易度や拘束時間は高くなりますが、将来本格的に心理士やカウンセラーの職に就きたい人は検討してみるといいですよ。
LEC東京リーガルマインドの「メンタルケア上級Wパック」は、メンタルケア心理士とメンタルケア心理専門士2つのレベルの高い資格取得が目指せる通信講座です。
学べる期間は1年間で、費用は124,000円と、ほかのスクールと比べて少し高めですが、その分専門的な知識をしっかり学ぶことができます。
学習したことをウェブ上で添削してもらえるほか、オンラインでフォロースタッフとやりとりして質問に答えてもらったり、相談を受けてもらうことも可能。
また、同じ心理カウンセラーを目指す人と交流できる掲示板もあり、孤独な戦いになりがちな通信講座も、仲間と一緒に励ましあいながら資格取得を目指していけます。
数ある通信講座の中でも特にウェブ学習に力を入れており、「模試まであと何日」、「いつまでにこれをやる」といったようなオンタイムでやることがわかるカウントダウン機能などもあり、学習ペースを落とすことなく進められます。
※2021年12月時点で、公式HPで「メンタルケア上級Wパック」を確認できませんでした。
たちばなエクールは、京都橘大学の通信教育課程で、健康科学部心理学科の正科生として4年かけて卒業を目指すコースです。
卒業すれば心理学の学士と認定心理士の資格が取得でき、産業カウンセラーなども目指せます。
必修科目やスクーリングなどもあるため、一般的な通信講座やスクールなどより卒業の難易度は高いですが、パソコンやスマートフォンでも視聴可能な配信講義が充実しており、空いた時間にマイペースで学習可能です。
年間の授業料は280,000円と少し高めですが、ほかの通信大学よりもスクーリングの日数が少なめで、自宅で試験も受けられるので履修しやすくなっています。
わからないことは、メールや専任の教師とスカイプで会話しながら相談できるので、通学制の大学よりも相談しやすいかもしれません。
※2021年12月時点で、公式HPに税表記はありませんでした。
がくぶんの「メンタルケア・アドバイザー養成講座」は、生涯学習セルフ・カウンセリング普及教会のンタルケア・アドバイザーを目指せるコースです。
がくぶんは、通信教育の業界で85年以上もの実績があり、非常に豊富な講座や修了生を輩出しています。
講師もベテラン心理カウンセラーがそろっており、課題と一緒に提出する「交流ノート」で不安なことや思ったことを相談して、先生からの返答をもらうことができます。
ネットが普及している今だからこそ、手書きのコメントに励まされることもあるでしょう。
学習期間の目安は6ヶ月で、費用は49,800円。伝統的な学習方法としっかり理解しながら身に付くプロセスが整っているので、通信教育が初めての人にもおすすめです。
エル・クリックの「メンタルケア心理士講座」は、4ヶ月でメンタルケア心理士の資格取得が目指せるコースです。
こちらは、同資格の試験を実施している医療福祉情報実務能力教会の教育指定校なので、資格取得に適した内容のテキストで学習でき、試験とほぼ同じ形式の例題や模擬試験が受けられます。
3回の添削のほかに補講や模擬テストがあり、修了テストに合格できなかった場合は何度でも受験可能です。
費用は48,000円、無料で4ヶ月間受講期間を延長することができます。 メンタルケア心理士の資格取得に特化したコースなので、メンタルケア心理士を目指す人におすすめのコースです。
※2021年12月時点で公式HPを確認できませんでした。
愛と夢総合アカデミーの「心理カウンセラー認定資格通信講座」は、最短1ヶ月で国民健康支援協会の心理カウンセラーの資格取得が目指せるコースです。
受講期間は6ヶ月間あるので、マイペースでゆっくり学習することも可能ですが、テキストには要点が凝縮されていて、短期間で資格取得を目指したい人におすすめです。
費用も16,200円と、どのスクールや講座よりも安く、働きながらすぐにでも資格を取りたい人にはうってつけです。
費用が安くても内容は充実しており、4回の添削などサポートは手厚いので、しっかり学習できます。
こちらのコースを修了すると、日本の各地で開催されている「カウンセリング実践講義」に参加することができるので、より実践的な知識や技術が身に付きます。
とにかく早く資格取得したい人、費用をなるべく抑えたい人は必見です。
※2021年12月時点で公式HPを確認できませんでした。
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